うつを改善する方法

もう無理をする必要はありません!  病院やカウンセリングに頼らず、うつから最短で抜け出す方法

甲状腺ホルモンとうつ病の関係

うつ病の症状は、つらい経験や日常生活のストレスがきっかけになる事が多いのですが、特に何もないのに発症してしまうことがあるのをご存知でしょうか。その代表的な一つが甲状腺ホルモンの不調からくるものです。うつ病のような症状が現れたその影に実は甲状腺疾患である可能性もある、ということなのです。


甲状腺ホルモンを出す「甲状腺」は、のど仏の下に位置する内分泌器官で、羽根を広げた蝶のような形状をしています。甲状腺は全身の細胞や器官の代謝を調節するのが主な役目です。このホルモンは脳にも作用するので、量が多すぎても少なすぎても、精神状態に悪い影響が起こります。


甲状腺機能低下が特徴的な病気に「橋本病」などがあります。この病気は甲状腺ホルモンの不足により、疲れやすい、意欲の減退、集中力の低下、記憶力の低下、頭の回転が以前より鈍くなる、などの症状が現れます。これらの症状から甲状腺機能が低下すると、うつ病でよく見られる症状が出現しやすくなるのです。


また甲状腺機能亢進が特徴的な病気には「バセドウ病」などがあり、不安や緊張が強い、イライラし、気が散りやすい、気分が変化しやすい、と言った症状が現れます。甲状腺機能に異常が生じると、精神活動に様々な影響が現れますが、甲状腺ホルモンの他にも副腎皮質ホルモン、性ホルモンなどもうつ病の原因になります。