うつ病 克服

うつ病からの社会復帰

会社で働いている人がうつ病になった場合、職場への復帰が問題になってきます。うつ病は早期に受診し、必要な期間休養してから徐々に元のペースに戻していくことで、回復していくのです。うつ病は、今まで生活の基盤をしっかり築いてきた人ほど、復帰を急ぎがちの傾向があるようです。


以前のペースに戻さなければとがむしゃらに頑張りすぎてしまい、病気を長期化させてしまうことも少なくないのです。うつ病による自殺は、回復期がいちばん多いと言われます。気分が軽快し、「そろそろ元のように働けそうだ」と思う時期が、いちばん焦り、無理をしてしまうのが原因のようです。


家族や職場はこの時期、かなり慎重に見守る必要があるのです。最近では、段階的に職場に復帰させる「リハビリ出勤」を導入する会社もあるそうです。このリハビリ出勤とは、最初は午前中のみの出勤、次は昼食休憩1時間後まで、次は15時頃まで、というように段階的に勤務時間を増やし、徐々に仕事に慣れさせていく制度のようです。


会社に制度がない場合でも、全国の都道府県にある「地域障害者職業センター」で無料で支援を行っているそうです。家族が会社に相談するなどして、導入を検討してもらうのも一つの方法だといえます。

 

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