うつ病が発症するまで
気配りができて、同僚にも慕われていた会社員がうつ病を発症するまでのお話があります。この方は、会社でも面倒見のいい優しい人で、上司から重要な仕事を頼まれることは、多々ありましたし、後輩から何かと相談を受けていたそうです。
それが、いつからか朝起きるのが億劫になり、会社にっても午前中はほとんど手がつかず、取引先と電話をするのみ、だるくなり夕方頃に少しエンジンがかかって、ようやく夜に仕事が終わるといった状態となったそうです。
跡で振り返ってみると、きっかけは、会社が忙しくなったからだそうです。多忙に身を任せ、仕事や面倒ごとを頼まれても断りきれずに、自分でなんとか業務をこなし、いつしか疲弊しきっていたのですね。
結局この方は、1ヶ月ほど休職し元の状態に戻りましたが、原因はやはり仕事にありました。気づかないうちに無理をしていたんですね。端から見るとすぐに原因がわかりそうなものですが、当事者となると気づかないものなのです。